ララランド感想文
スノードームってあるじゃないですか。あれの高級なやつ。
想像してみてください。一つの大きなスノードームに春、夏、秋、冬と四つのシーンが描かれていてます。台座に仕込まれたオルゴールでも鳴らしながら、ゆっくり一周眺めてみましょう。これはそんな映画です。
以下、ネタバレを気にしないちょいワル僕は、シーンごとにバンバン見所なんかを解説してしまいますよ。
冬、このシーンから始まりです。まぁここは、エマストーンがかわいいだけで、特に重要ではないかなと思います。流し見程度で大丈夫です。
春、このシーンもエマストーンが変わらずかわいいのですが、ストーリー的には素直に見ていればまぁわかります。
夏、ここはエマストーンもう目を見張るかわいさです。そこだけ注目していればストーリーはなんとなくつかめます。
秋、ここへ来て、改めてエマストーンがすごい!これはアカデミー賞も頷ける。いやー素敵。歌う美女、最高ですね。
そして一年経った冬。ここです。もうね!エマストーンが大人。ザ・美女。僕はイキりオタクなので、場所が静かな映画館じゃなければこう叫んでやるところでしたよ。「エマストーンはワシが育てた」
……
ここまでの見どころ解説、なんとエマストーンかわいいだけで来てしまいました。嘘みたいな話ですが、紛れもなく本当に感じたままの感想文です。
そんな映画もラスト10分。エマストーンのかわいさに頼り切ったままついにクライマックスを迎えます。
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(エマストーンかわいい)
……
ラスト10秒
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エマストーンかわ……
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ウォオオオオあああああ ( ՞ټ՞)ギャァァァァァァわっかるぅううう!!!最高!!!イヤッホゥウゥ!!!大好き!!!完璧なストーリー!!!見事な脚本!!そして音楽!!!ラスト10 秒です。この瞬間のためだけに、エマストーンがひたすらかわいいだけの映画を見続ける価値があります。
マーベルヒーローも、シリアスな戦争映画も、恋愛ミュージカルでも、1人の人生をそのまま描いた映画って大好きなんですよね。
映画映えする派手なストーリーより、地味でも誰かのそのものを引き受ける感じ。そこにあるのは現実に手の届く恋愛とか、人間関係と同じですからね〜。
たった2時間で、一人分の人生を受け取るのです。ディスイズ贅沢。
僕は将来お爺ちゃんになったらコーヒー屋さんをやりたいなと思ってるんですけど、そこでBGM的に流しておきたい映画リストをこっそり作っていて、そこにひさびさリストインしました。
なんかそうやって垂れ流しておいて、たま〜に2人の幸せの形に気づく人がいたら素敵じゃないですか、こーゆーハッピーエンドってのは。僕もエマストーン似の元彼女(仮)を思い出すなどして良い1日でした。
あと、泣ける泣けないとか言う話は全く意味がわかりませんでした。