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tomatojuicer222's diary

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感想文 アレスザヴァンガードが面白すぎた(半年ぶり2度目)

スマホアプリ「魔法使いと黒猫のウィズ」、そのゲーム内で開催さたイベント続編、アレスザヴァンガード雄大戦のストーリーが超面白かったので紹介しておく。

 

ストーリーは王道のヒーローものだった前作から一変、ヒーロー同士が各々の正義をぶつけ合うという展開に。

 

10月に新シリーズとして始まり、超名作だったあの前作を超えられるのか?という不安が顔を出す隙もなく、1から10まで完璧に面白かったです。

 

今回特に素晴らしかったのが、キャラ同士の関係性萌え。(サタ女ギャルゲーの次に)ぼくは今度は乙女ゲームをやらされているのか?というくらい、何から何まで「誰かのため」が詰まってます。

長すぎず、説教くさくならず、端的にしかし確実に、ヒーローを/ヴィランをその人たらしめる「誰かのため」が描かれます。

誰かのために悩んで、答えを出して、力を使う。これは神様ではなくて人間の戦い方ですよね。ギリシャ神話の神様、悩まないので。この物語は神の力を行使する異界の出来事なんだけど、そこに生きるのはちゃんと人間なんですよ。

(そういう脚本のスタンスもまた、劇中で世界の成り立ちとして回収される作り込み、ヤバいですね!)

 

この関係性萌えで殺しに来るやつはTwitterや公式サイトの事前告知でもラフ絵として小出しにされていて、実に心が温まる尊みにあふれた1週間でした。(昨年末あたりからの黒ウィズ、こんな感じでWeb告知から本編への繋ぎ方、めちゃくちゃ上手くないですか?具体的にはエニグマあたりからなんですけど、単なるイベントリリースの告知に留まらず明確に作品の面白さを底上げしてくるヤツ、、、正直楽しみで仕方ない、ずるい、、、。)

 

黒ウィズ自体、キャラの背景や回想が話の中に盛り込まれるイベントは結構多いんですけど、今回はそれが「単なるいい話」に収まらず、いちいちエンタメとしての面白さに繋げてあるんですよ。

パズルがぴたっと組み上がるような爽快感、欲しい場所にバチッとはまるときもあれば、予想もしてなかった場所にそのピースが?!というサプライズもあり。この気持ちよさ、是非体験してほしい。

 

今回セリフの吹出しとか、クエスト出発時の音楽とか、3Dキャラがコミックのコマに収まるやつとか、演出面でも凝りまくってて凄いですね。

個人的にハマったというか気づいた時に泣いてしまったのは6-2、6-3あたりの猫ゼリフ(ふだんならウィズ師匠が喋るクエスト道中のあれ、この2クエストではそれぞれヴァカさんとアレイシアが喋ります、是非気にしてみてください)。

 

「これがまだキャラ紹介に過ぎない序章で、本編がそのうちやってくる?!今回だけで十分満足のいく爽快感がありながら、伏線も謎も残しまくっていて期待しかねぇ〜。」と書いた前回の感想文。その上がりまくった期待値を余裕で超えて、人生最高のエンタメ作品でした。

 

関係性萌えを味わい尽くすためには、前作+正月ガチャ+2月魔道杯のストーリーを踏まえてから読むと本当に最高です。

といってもまだまだ歴史の浅いシリーズなので、今から余裕で追いつけます。ストーリー読まない派の人も!ぜひ!読んで!お願い!

 

人気シリーズを長々とひっぱる印象のあるゲーム()ですが、今回はこれでもう完結か?というくらいしっかりバッチリまとまっていて、その潔さも良かったです。完結してからイッキ見派のあなた!今がその時ですよ!

 

またエリュマのピザが食べられる日を願って、ごちそうさまでした!