ワールドフリッパーを辞めた理由
サイゲ発のピンボールゲーム、ワールドフリッパーにどハマりした。控えめに言って神ゲー、ソシャゲ不況と言われるこの時代にも、アイディア1つでこんな面白いゲームが作れるとは。ありがとうサイゲ。
そろそろプレイをはじめて1ヶ月、まだまだ熱は高いけど、しかし結論から言うと近いうちに辞める事になると思う。
その理由は一言でいうなら「僕の感じていた面白さが、運営の意図したものではなかった」から。
このゲームはキャラクター毎にスキルが設定されており、相性がいいキャラ同士を組み合わせるとその強さは5倍にも10倍にもなる。特にクエストに連れていく6キャラ全てが無駄なく噛み合った時が本当に最高で、このゲームの真髄だと思った。
そんな風なベストなパーティを僕は風属性の1パターンしか見つけられなかったけど、別の属性には別の戦略があり、極めるとこんな戦い方もできるのか!とワクワクするプレイ動画もたくさんアップされていた。手持ちのキャラが増える度に遊び方も無限に広がり、この先ずっと遊べる奥の深いゲームだと思った。
良い組み合わせを見つけるパズル感、手も足も出なかった強敵をボコボコにできる爽快感や達成感。
そうは言っても思う様に行かないピンボールならではの再現性のなさ。そこをカバーするにはテクニックも必要。育成のハードルの高さ。そんなマイナス面すらも楽しんで没頭できる、やりたくなる面白さ。
そこに良いUIとサクサク動くシステムも加わり、理想のゲームの全てがあった。
けれど12月18日、運営からの発表が全てを変えてしまった。
風パ(まさに僕がメインに使っていたパーティ)の下方修正します。
という内容。
優良誤認とかでTwitterは阿鼻叫喚だけど、そんな事はどうでもいいんだ。別に課金した分を返せとか言う話ではない。肝心なのは修正の理由。
「強すぎるから」修正ではない。「運営の意図した楽しみ方が提供できていないから」修正なのだ。
確かに風パは強すぎた。推奨属性関係なく全てのクエストを蹂躙できた。弱体化もやむなしだと思う。
しかしそれは風パ組めるからもういいや〜というものではなく、むしろ他の属性への、ひいてはゲーム全体への期待を感じさせる強さだった。
ずっとフィーバーを維持する雷パも、敵を秒で葬り去る闇パも。これからバチクソ課金していろんなデッキを楽しみたいと思い始めていた。
こんなすごいゲームを狙って作れるなんてと、ライバル会社ながら本当に感動したんだ。その面白さの象徴が僕にとっては風パだった。それが、実は運営の意図した面白さではなかったと言う。
ポチポチボールを弾いて、たまにイケイケ感を演出する派手なエフェクトが流れるんですね。はいすごいすごーい。うんそれはきっと楽しいよ。100年続く伝統のゲーム、ピンボールそのものだもん。ただ、それなら別にソシャゲでやりたいとは思わないなと言う話。