ASCASO社のエスプレッソマシンのマニュアル和訳したり、映画の感想文、たまに恋愛相談。

tomatojuicer222's diary

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世界が全員美女になる話

the beauty and the beast

 

数年前までツイッター上にいた魔法使い、通称トマト師匠の言葉を、わたくしとまぴが代理でまとめるこの企画。
師匠の昔の発言には辛辣なものも多いので、読んでてハッピーになれるようなものを探すのが結構大変です。
技術を真似して実践するいうよりは、根底にある美女への敬意みたいなものを伝えられればいいなと思います。

 

 

tomatojuicer222.hatenablog.com

 

この記事内で褒める時は具体的にといったものの、他人の容姿を評価するなんてことは、それ自体が上から目線です。たとえ相手をほめるニュアンスであってもです。美人に美人という高得点をつけるのは、上から目線で採点しているという点で、ブスにブスというのと大差ありません。同じくらい失礼です。


褒め方というのはそうではありません。自分の好みのマッチするかなんて採点の余地をもってはいけません。世の中全員もれなく美男美女なのです。ブスと言っていいのは実在しない抽象的なアイコンとしてのブスだけです。

 

いやしかし全員同じほめ方なんて嫌ですよね、わかります。あの子にはあの子に、この子にはこの子にあてはまる表現があるはずです。美女、きれいなおねーさん、美人ちゃん、かわいこちゃんみたいな言い回しはいくらでもありますから大丈夫です。美人を形容詞として使うのではなく、そのまま三人称の名詞として使うイメージです。the beauty and the beast
目が大きいとか鼻の配置が良いみたいな分析は、たとえ褒めるニュアンスであっても言ってはいけません。そんなことを指摘できるのはプロのメイクさんぐらいです。具体的なコメントをしなければいけない空気なら仕方ないですが、その場合もキティちゃんみたいでかわいいくらいのアバウトさで十分です。

 

 そうは言っても特別なあの人を特別に褒めたい、という場合。それはもう褒めるという立場ではありません。ほとんど告白だと思って覚悟を決めてください。「はぁ、めっちゃドキドキした」とか「はぁ、マジでまぶしかった」などと言ってください。気持ち悪いですね!ポイントは相手への評価ではなく自分の気持ちに変換することです。これで上から目線感が一気になくなります。だから、これは愛の告白です。

 

 よくイタリア人はチャラいと言われますが、きっとこういう感覚なんだと思います。美人かそうではないかの判断をはさまず、全員を美女と呼んで全員にもれなく敬意をはらうのです。そこには「あわよくば美人だけとお近づきになりたい」という欲が入りません。そりゃモテるわけです。だって、気持ち悪くないもんね。