ASCASO社のエスプレッソマシンについてマニュアル和訳を勝手に進めています

tomatojuicer222's diary

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02.PIDマニュアル 和訳

ascaso steel pid のマニュアルを和訳する1人プロジェクトの第2章。

アスカソが扱うpid付きの製品には、紙一枚のごく簡単なpid操作マニュアルがついており、本記事はその和訳。マニュアル原文へのリンクをおいおい張る予定。

 他のマニュアル類はこちらから

ascaso steel pid マニュアル和訳プロジェクト - tomatojuicer222's diary

 

THERMOPID
1 ディスプレイとボタン
    画像の通り

2 概要
    PIDシステムを使った温度制御
2-1.スイッチON
マシン本体の電源を入れるとPIDも電源が入り、現在温度を表示する。
そのまま100℃(もしくは設定された温度)まで温度上昇する。

2-2.温度設定
下ボタンをおして「PrG」と表示されたら上ボタンをおす。
これで現在の設定温度が表示されるので上下ボタンで調整する。(設定可能範囲は80℃-130℃)
最後に操作してから3秒たつとその時点の設定が保存され現在の温度表示に戻る。

2-3.その他調節システムの設定
マシン本体の電源を切った状態で上下ボタンともに押しながらマシン本体の電源を入れる。「F.03」と表示されたら上下ボタンを離す。
下ボタンで設定パラメータの選択
設定したい項目のとこで上ボタンを押すと現在の設定値が表示されるので上下ボタンで調整する。
最後に操作してから3秒たつとその時点の設定が保存されパラメータの選択に戻る。

List of Parameters(工場で設定されている。操作しないこと。)
1.F.03=摂氏/華氏切り替え
2.P=P精度(X.X%:総出力のうち設定温度の前後何パーセントで比例制御を行うか、大きいほどブレが少なく立ち上がり遅い)
3.I=I精度(X.XX秒:P設定での定常温度と設定値の誤差を検出するための積分時間、長いほど正確だが反応が遅い)
4.D=D精度(XX.X秒:PIでコントロールするのは現在の温度と設定値へのブレである。急な温度変化に急に対応するのがD設定。大きいほど反応が速いがブレが大きい)
5.F.04=the correction negative factorこれは温度管理を停止する温度?)

(訳注:ここで言ってる温度管理を停止ってのは、(設定値から離れすぎてるために)PIDによる細かい補正をあきらめる(またはヒーター自体の強制停止)温度なのか、
それとも(目標値に十分近いと判断して)補正をやめる、つまり目標値を変えずにセンサー側の誤差を補正する値なのかがわからん)

設定画面から戻るには本体の電源をOFFにする。

2-4.スイッチOFF
上ボタンを2秒以上押すと画面に「OFF」と表示され、温度調節を行わなくなる。
この状態で上ボタンを押すとシステム設定に、下ボタンを押すと現在の温度を表示する。

2-5.設定のリセット
マシン本体の電源を切った状態で上ボタンを押しながらマシン本体の電源を入れる。「PrS」と表示されたらボタンを離す。
本体の電源を切ると設定がリセットされる。
マニュアル上の記載は(PrG=95℃/F.03=℃/P=2.5/I=0.0/D=4.0/F.04=0℃)
我が家の実機は(PrG=95℃/F.03=℃/P=1/I=0.0/D=8.0/b=15/F.04=20℃)

2-6.アラーム
エラーメッセージA1が表示されたら、Broken feelerであり、調節のout-comingなのでプログラミングできない状態。
エラーメッセージA2が表示されたら、回線のショートであり、調節のout-comingなのでプログラミングできない状態。

※重要
マシンのスイッチをONにしてコーヒーやスチーム、お湯を使うとプログラムされたデータより数度上がるよ。
これは正常動作であり、そのままでも問題なく使えるしちょっと待てば設定温度になるよ。

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D精度補足
D値の意味は、X秒後にPI出力とD出力が釣り合うよってイメージ。
十分温度が低くなるよな条件で、PI制御:目標値95℃のプラマイ15℃(80-110℃)で働くD=8の場合、
冷水が流入すると8秒かけて80℃(PIが本気出す条件)まで下がる程度に、それまではDががんばる。
なので、X秒が大きい=D制御がなるべく大きな温度変化を抑えるよう粘る、つまり瞬間的な出力がでかい、である。
X秒が小さいと、一瞬で温度が大きく下がり、PIが高出力で頑張る、D制御の寄与が小さい状態である。
仮にD制御をより強力に(1.2倍)するなら、D=9.6に設定してみる。